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図書館できごとファイル
いつもより広い会場と3種類の16ミリ映写機のそばに置かれたアルコール消毒液のボトル。風が吹くと微かに揺れるカーテンが換気のために窓が開けられていることを示しています。
12月2日(水曜日)、「16ミリ映写機操作技術認定講習会」を開催しました。通常ならば二人で座る長テーブルに一人ずつ座っていただき、お互いの距離を保ちつつの講義。講師の先生方も受講生のみなさんも皆マスク姿です。記録のために写真を撮らせていただきながら、新型コロナの年であることを意識せずにはいられませんでした。
例年6月と12月に開催されている「16ミリ映写機操作技術認定講習会」ですが、今年度は12月のみの開催となりました。油断できない状況下での講習会、講師の先生方をはじめ、参加していただいた受講生の皆さんには手袋着用での演習などご不便をおかけしました。一日で講義と実技と試験を終わらせるというハードスケジュールではありましたが、集中して参加していただき全員が無事に認定証を取得することができました。
本講習会で取得できる「16ミリ映写機操作技術認定証」は映写機操作の技術と知識の習得の証としてだけでなく、当館を含めた県内の公立図書館や視聴覚ライブラリーでの16ミリフィルムの貸出と上映に必要なものとなっています。映画はその特性上ある程度の「暗さ」が必要であり、日中屋内での上映会の開催にはまだまだ高いハードルがあります。
一方で今年は記録的な大ヒット映画も生まれ、映画館で観る映画がクローズアップされた年でもありました。講義の中でも上映会の魅力についてお話していただきましたが、一日も早くみんなで映画を楽しめるようになれることを願っております。
(県立図書館:「16ミリ映写機講習会」担当)