9月15日(日曜日)にかながわ男女共同参画センター(かなテラス)が主催する女性のための社会参画セミナー「かなテラスカレッジ」の特別講座「 CM炎上・セクハラ・パワハラはなぜ起こるのか?-同質性のリスクから考える男女共同参画-」が神奈川県立図書館を会場に行なわれました。
図書館とのコラボ講座ということで、午前に館内見学と図書館建設当時のフィルム上映、女性関連資料室の解説を、午後に特別講座を行うという日程です。
かなテラスカレッジの前身「かながわ女性センター」にあった「かながわ女性センター図書館」の蔵書が、平成27年(2015)に県立図書館へ移管され、現在は「女性関連資料」として継続して収集し、一部を除き「女性関連資料室」で公開しています。
図書館の見学は5、6人ずつのグループに分かれ女性関連資料室1、2と、普段見ることのできない書庫を中心としたコースを回りました。建物だけでなく、古い新聞の縮刷版やレコードなどの図書資料以外の蔵書にも興味をもっていただけたようです。
特別講座は講師にジャーナリストで相模女子大学客員教授の白河桃子氏を迎え、CM炎上やセクハラ、パワハラが起こる要因として、年齢や性別が同じメンバーが凝り固まることで起こる多様な視点の欠如といった同質性のリスクについて、具体例を挙げてお話いただきました。お話の後には多くの質問が寄せられ、先生は一つ一つ丁寧にまた最新の知見を踏まえた回答をくださいました。
アンケート結果からは、特別講座への感想とともに「県立図書館の女性関連資料をはじめて知った」「後日ゆっくり訪れたい」といったご意見も寄せられ、県立図書館に興味をもっていただけたことが伺えました。
今年度の社会参画セミナー「かなテラスカレッジ」は特別講座をもって終了しましたが、県立図書館の講座はこの後も企画しています。ぜひご参加ください。
(調査閲覧課:講座担当)
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