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講演の様子アジア初の開催となるラグビーワールドカップ2019日本大会が、9月20日(金曜日)の開幕戦を皮切りに、11月2日(土曜日)まで開催されます。神奈川県でも決勝・準決勝を含む7試合が行われるということで、神奈川県ラグビーフットボール協会の長井勉氏を講師にお迎えし、標記講座を8月18日(日曜日)に開催しました。
まずは、ラグビーワールドカップ2019日本大会の見どころをご紹介いただき、明治期の横浜で居留外国人たちがどのように日本にラグビーを持ち込み楽しんでいったのか、また、どのように日本人にラグビーが広がっていったのかをお話しいただきました。

今回、決勝戦が行われる横浜は、ラグビー発祥の地でもあります。9月5日(木曜日)には、横浜中華街にある山下町公園に記念碑が建立されました。1866年に設立された横浜フットボールクラブは、アジア最古のラグビークラブとしてイギリスのラグビーワールドミュージアムに認定されています。講演では、当時の雑誌や新聞、図書資料、実際の試合の映像なども使って、ラグビーと横浜の関わりについて熱くお話しいただきました。講演を聞いて、各試合はもちろん、横浜国際総合競技場で行われる決勝戦がますます楽しみになりました。
また、講演で紹介された資料の一部を会場に展示しました。実際に手に取ってご覧になる参加者も多く、ラグビーの歴史が記載されている古い資料などが、図書館に所蔵されていることに驚かれている方もいらっしゃいました。

講演は終了しましたが、県立図書館本館1階展示コーナーでは、11月13日(水曜日)まで、企画展示「ラグビー×神奈川」が開催されています。展示では、当館所蔵資料に加えて、県のスポーツ課から借用した資料なども展示しています。ご来館の際には、ぜひ「ラグビー×神奈川」もご覧ください。

○企画展示「ラグビー×神奈川」
開催概要はこちらから

(県立図書館 地域情報課:記念碑)