神奈川県立の図書館(2館)は、次のキャッチフレーズのもとで、それぞれの特徴を活かし、機能を分担しながら運営をしています。

神奈川県立図書館:社会・人文系リサーチライブラリー

神奈川県立川崎図書館:ものづくり情報ライブラリー

神奈川県立図書館

神奈川県立図書館の外観写真

蔵書数:938,340冊

逐次刊行物:8,488タイトル (いずれも平成30年度末)

神奈川県立図書館は、社会・人文系の資料、神奈川に関する資料、視聴覚資料などを収集・提供し、高度な学習ニーズに対応できるよう、課題解決型のリサーチ・ライブラリーへの展開を目指しています。また、市町村図書館等と相互に密接な連携を保ちながら、全県域を対象とした図書館サービスの向上を図る役割も担っています。

沿革

昭和29(1954)年10月 県立図書館設置
昭和30(1955)年 貸出文庫の配本開始(三浦市図書館ほか34ヶ所を指定)
昭和31(1956)年 個人貸出の開始
昭和32(1957)年 団体貸出の開始(昭和59年廃止)
昭和33(1958)年 相談室の開室
昭和34(1959)年 ブックモビルによる館外サービスの開始
昭和43(1968)年 図書資料の複写サービスの開始
昭和44(1969)年 団地、新興住宅地への館外サービスの開始
昭和47(1972)年 文化資料館の設置、一般利用の開始(図書館に併置され従来の資料から郷土資料はすべて分離し、同館に引き継ぐ)
昭和53(1978)年 市町村図書館との職員交流の開始
昭和55(1980)年 協力車の本格実施(試行は昭和52年)
昭和59(1984)年 自動車文庫の廃止
平成2(1990)年 神奈川県図書館情報ネットワーク・システム(KL-NET)稼動(平成3年4月から本格実施)
平成4(1992)年 協力車に加えて、宅配による搬送システムの開始
平成5(1993)年 文化資料館の廃止、および「かながわ資料室」「新聞・雑誌室」「国際資料室」を新設(県立公文書館の開館にともない、地方行政資料等は公文書館に移管し郷土資料が図書館に残る)
平成12(2000)年 メールレファレンスを開始
平成13(2001)年 祝日開館の実施
平成16(2004)年 開館50周年記念式典開催
平成17(2005)年 県内市町村図書館OPAC横断検索開始
平成20(2008)年 月曜祝日開館の実施
平成21(2009)年 隣接する元紅葉ヶ丘高等職業技術校を収蔵庫として利用開始
平成22(2010)年 「生涯学習情報センター」生涯学習課から移管
平成26(2014)年 「生涯学習情報センター」閉鎖、県立図書館内に生涯学習サポート課として機能移転。かながわ県民センター9階に「横浜西口カウンター」を設置。開館60周年記念行事開催。
平成27(2015)年 「女性関連資料室」を設置

神奈川県立川崎図書館

神奈川県立川崎図書館の写真

蔵書数:260,656冊

逐次刊行物:8,340タイトル (いずれも平成30年度末)

神奈川県立川崎図書館は、「ものづくり技術」を支える、自然科学、産業技術系の分野に特化した専門的図書館です。技術・工学系の専門的図書や学術雑誌、電子ジャーナル、外部データベースを提供しています。JISをはじめとした国内外の規格類、全国有数の社史コレクションを収集し、弁理士会等と連携した各種相談、講座等も実施しています。

沿革

昭和33(1958)年11月 県立川崎図書館設置
昭和34(1959)年 図書館業務の開始、特許公報類の閲覧開始
昭和35(1960)年 館外貸出の開始
昭和36(1961)年 職場グループ等に対する図書の「団体貸出」を開始(平成4年に廃止)
昭和38(1963)年 神奈川県資料室研究会の発足(県内の企業、研究所等の資料室相互の連絡や研究・研修が目的)
昭和39(1964)年 工場巡回文庫の開始(昭和59年廃止)
昭和45(1970)年 移動図書館車による「青雲文庫」により、寮生活勤労者に配本を開始
昭和46(1971)年 特許庁より公開公報閲覧所の指定「理工学文庫」発足(県下の市町村図書館に対して、理工学系図書の一括貸出制度:平成5年に廃止)
昭和58(1983)年 神奈川県科学技術文献相互利用制度の開始(連絡車の運行:平成24年3月廃止)
平成5(1993)年 特許公開公報、実用新案公開公報のCD-ROM導入、サービス開始
平成8(1996)年 特許庁の特許公報類閲覧所の指定が解除され、神奈川県知的所有権センター支部として認定
平成10(1998)年 「科学と産業の情報ライブラリー」をキャッチフレーズにリニューアル・オープン
平成12(2000)年 メールレファレンスを開始
平成13(2001)年 祝日開館の実施
平成16(2004)年 科学技術系外国語雑誌デポジットライブラリー開設
平成17(2005)年 ビジネス支援室を1階部分に開室
県内市町村図書館OPAC横断検索開始
平成18(2006)年 「サイエンスカフェ」を開始
平成20(2008)年 開館50周年を迎える
月曜祝日開館の実施
平成26(2014)年 「社史フェア」を開始
平成29(2017)年 入館者1,000万人達成(11月)
平成30(2018)年 かながわサイエンスパーク(KSP)に移転