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令和3年8月13日、神奈川県立図書館、音楽堂が神奈川県指定重要文化財(建造物)に指定されました。
神奈川県立図書館・音楽堂は、近代建築の巨匠として世界的に知られるル・コルビュジエに学んだ前川國男(1905~1986)が手掛けたモダニズム建築であり、戦後わが国に積極的に試みられ、普及していく軽快で透明感のある機能性を重視したモダニズム建築の最初期の代表作です。
神奈川県立図書館は、後の国立国会図書館に受け継がれる「中央書庫式」を採用するなど、全国に建設された図書館建築における一つの範となっています。
神奈川県立音楽堂は、当時、国内に前例がない中、イギリスのロイヤル・フェスティバル・ホールを参考にコンサート専門ホールとして建設され、オーディトリアム内部には木材を用いて極めて優れた音響効果を実現するなど、現在でもわが国を代表する音楽専門のホールとして重要な位置を占めています。
(参考 神奈川県指定重要文化財の指定が決定した文化財の概要)
神奈川県立図書館 本館
構造 | 地上2階 地下1階 鉄筋コンクリート造(書庫内部は鉄骨造) |
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規模 | 床面積 3,624.47m2(図書館3,015.62m2、書庫608.85m2) |
竣工年 | 1954年(昭和29年)10月 |
設計 | 前川國男(前川國男建築設計事務所) |
施行 | 大成建設株式会社横浜支店 |
受賞歴
1954年 | 日本建築学会賞を受賞 |
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1998年 | 建設省公共建築百選に選出 |
1999年 | DOCOMOMO JAPAN「日本の近代建築20選」に選出 |
2021年 | 神奈川県指定重要文化財に指定 |
関連リンク
リンク1 神奈川県立図書館本館写真集
リンク2 神奈川県ホームページ 神奈川県の文化財(外部リンク)
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