令和元年度文字・活字文化の日記念講演
万葉集のことば 現代のことば
時代や場所が変われば、ことばも大きく変わります。万葉集の時代、色を表す形容詞は「白し、黒し、青し、(赤し)」しかありませんでした。「黄色い」「茶色い」ができたのはずっと後のことです。
ことばの変化について知れば知るほど、現代語で「『まぬかれる』か『まぬがれる』か、どちらが正しいか」などという問題は小さなことだと思うようになります。
ことばの変化についての理解を深めつつ、ことばの正しさとは何かについても考えていきます。
※ 講演後、著作販売とサイン会があります
チラシによるご案内はこちら(PDF)。
講師
講師紹介:飯間 浩明(いいま ひろあき)氏
国語辞典編纂者・日本語学者。
1967年、香川県高松市に生まれる。
早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程単位取得。
2005年『三省堂国語辞典』の編集委員就任、第6版(2008年)以降の編纂に関わる。
国語辞典編纂のために、さまざまなメディアや、日常生活の中などから現代語の用例を採集する。2018年にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演。
開催日時
10月26日(土曜日)14時から16時
場所
神奈川県立図書館 新館4階セミナールーム
定員
50名 受講無料 ※応募者多数の場合は抽選となります。
申込期間
9月3日(火曜日)から10月9日(水曜日)必着
申込方法
終了しました。
問合せ先
図書課まで
〒220-8585 横浜市西区紅葉ケ丘9-2
電話:045-263-5921、ファクシミリ:045-241-0985
過去の内容紹介(文字・活字文化の日記念講演)
図書館は人生のアカデミア2018/10 開催
オビからはじまる読書の愉しみ2017/10 開催
『大山不動霊験記』にみる大山信仰の諸相2016/10 開催
1冊の本を1人の読者に届けたい ? ひとり出版社 夏葉社の試み?2015/10 開催
漢字ワンダーランド?受容と変容のヒストリー2014/10 開催
辞書を読む から言の葉茂る大樹の下でから2013/10 開催
知っているようで知らない『古事記』 から『古事記』の歌の世界2012/10 開催
活字文化の今後から春風社を事例としてから2011/10 開催