県立川崎図書館 運営方針・事業体系図・事業計画(平成28年度)
1.基本方針(平成27年度から平成29年度)
- 科学技術の最新動向を踏まえて資料・情報を収集・保存・提供し、「調査研究活動支援」機能を高め、県民に役立つ図書館サービスを展開して有用な「知の拠点」を築く。
- 館内展示や各種講演会、講座、科学実験教室、ビジネス支援相談などを企画・開催・発信し、県民の知的好奇心に応える多彩で魅力的な「知の機会」を提供する。
- 特許情報の利用促進を図り、「ものづくり」の基盤となる規格類の収集・活用にも努め、県域産業の活性化に貢献する。
- ICTを活用し、「図書館の現在(いま)」を広く発信し、県民の情報リテラシー向上に寄与する。
- 県内試験研究機関や市町村図書館・大学図書館・高校図書館と密接な連携を図り、県域全体の図書館サービスを充実させる。
- 図書館活動について常に「P<計画>→D<実施>→C<点検(評価)>→A<見直し>」のサイクルで業務の見直しを図り、図書館経営の持続的な改善を行う。県民からの意見・要望を真摯に受け止め、「開かれた図書館」としての運営を行う。
- 魅力ある県立図書館像の調査研究を進め、「神奈川らしい新たな県立の図書館」の創造に努める。
2.重点的な取り組み
- 魅力ある新たな県立の図書館像の検討
県立図書館をはじめとする関係機関と連携し、「魅力ある新たな県立の図書館」の検討にかかわっていく。「全国的にも例のないユニークな図書館」として知られる川崎図書館から、「神奈川県の県立の図書館」がどうあるべきかについて、積極的に提言していく。
- 移転に向けた準備
移転に向けて、現在の所蔵資料の再整備に取り組む。また、移転作業のスケジュールやサービス計画等を検討するためのプロジェクト・チームを設置し、具体的な検討を行う。
- 司書職の計画的な研修
科学技術系の資料や規格等、専門的な資料を所蔵しており、それらを利用者に的確に案内し、レファレンス対応できるよう司書の能力をいっそう高めていく。情報の専門職としてのスキルに加え、各種講座や展示等の企画力や情報発信力も必要であり、計画的な研修によって、職員の能力向上に取り組み、利用者の満足度向上を図る。
3.事業体系図
事業体系および事業計画(PDF形式:131KB)