昭和63(1988)年に亡くなった野村光一氏(音楽評論家)旧蔵の多様な音楽関係資料で、平成元年(1989)年に創設されました。

コレクションは、主として図書資料1526点(和書772冊・洋書754冊)、雑誌381冊、音楽会プログラム1400点、LPレコード926枚で構成され、そのほかに新聞切り抜き・自筆原稿・放送台本などがあります。

洋書は、英・独・仏・ポーランド語などで書かれた作曲家の伝記や音楽史が中心で、18世紀・19世紀に出版されたものも含んでいます。LPレコードにはピアノ曲が多く、とくにショパンの作品が多いのが特徴といえましょう。これら所蔵資料のリストは、「野村光一文庫目録」、「野村光一文庫目録増訂版」に所収されています。

なお、野村光一文庫は、図書資料の閲覧、LPレコードは館外貸出を行っています。

野村光一文庫の写真