飯田九一文庫に収蔵されている"短冊"等の資料をデジタル画像でご紹介します。
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高井 几董(たかい きとう)
- 1741年(寛保元年)から1789年(寛政元年)10月23日
- 京都生まれ。
- 夜半亭早野巴人の門人で父高井几圭に俳諧を学び、明和7年与謝蕪村(PDF形式:22.9MB)に入門する。蕪村とともに中興期俳諧に貢献する。蕪村没後、『蕪村句集』を編集し3代夜半亭を継ぐ。
- 短冊 『やはらかに 人分行や 勝角力 几董』
高瀬 蘇迷(たかせ そめい)
- 1890年(明治23年)5月6日から1935年(昭和10年)1月31日
- 兵庫県宍栗郡山崎村生まれ。
- 原石鼎(PDF形式:4.7MB)に俳諧を学ぶ。鴫立庵に昔人を訪ねたことが縁となり昭和4年に16世鴫立庵庵主になる。小学生の俳句を喜び、大磯小学校の年刊雑誌の選者となる。
- 短冊 『夕風の 吹くともなしに 竹の秋 荷風』
高浜 虚子(たかはま きょし)
- 1874年(明治7年)2月22日から1959年(昭和34年)4月8日
- 愛媛県松山市
- 伊予尋常中学時代から河東碧梧桐(PDF形式:5.5MB)とともに正岡子規(PDF形式:6.5MB)に俳句を教わる。明治31年柳原極堂(PDF形式:10.5MB)から「ホトトギス」を引継ぐ。後に俳句の理念として「花鳥諷詠」や「客観写生」を主張し有季定型を保持する「守旧派」として碧梧桐と激しく対立する。
- 短冊 『落椿 投けて暖炉の 火の上に 虚子』
宝井 其角(たからい きかく)
- 1661年(寛文元年)7月17日から1707年(宝永4年)2月30日
- 江戸(東京都)生まれ。
- 松尾芭蕉(PDF形式:14.1MB)の高弟で、蕉門十哲の一人。延宝のころ芭蕉に入門する。元禄7年、芭蕉の病死後には追善集「枯尾花」を刊行する。その作風は洒落風といわれ江戸座を開く。
- 短冊 『猫にとられしを 馬竃乃妻はすだくらん 其角』