飯田九一文庫に収蔵されている"短冊"等の資料をデジタル画像でご紹介します。
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服部 嵐雪(はっとり らんせつ)
- 1654(承応3年)から1707年(宝永4年)10月13日
- 江戸(東京都)湯島生まれ。
- 松尾芭蕉(PDF形式:14.1MB)に俳諧を学ぶ。武士をやめて宗匠として俳諧に専念する。芭蕉没後の蕉門で榎本(宝井)其角(PDF形式:17.6MB)と人気を二分し、その系統は雪門と呼ばれる。蕉門十哲の一人。
- 短冊 『いまのしまたの よし寸けのことも 見通し難くて 鍛冶の火の 殊更に秋 笠の霜 嵐雪』
原 三渓(はら さんけい)
- 1868年(慶応4年)8月23日から1939年(昭和14年)8月16日
- 美濃国厚見郡佐波村(岐阜県岐阜市)生まれ。
- 横浜の豪商・原善三郎の孫・原屋寿と結婚し、絹糸貿易等の実業家になる。関東大震災後、横浜市復興会の会長を務め、復興支援のため私財を投じる。また、美術品の収集家であり、小林古径、前田青邨ら画家を援助する。横浜市本牧に三渓園を作る。
- 書 『共存共栄 三渓』
原 石鼎(はら せきてい)
- 1886年(明治19年)3月19日から1951年(昭和26年)12月20日
- 島根県生まれ。
- 高浜虚子(PDF形式:17.2MB)に認められ、上京してホトトギス社に入社する。大正10年「鹿火屋」を創刊し、主宰する。
- 短冊 『ほそぼそと また二ところ 庵の虫 石鼎』
檜園 梅明(ひのきえん うめあき)
檜園 梅明(ひのきえん うめあき)(PDF形式:5.5MB)
- 1793年(寛政5年)から1859年(安政6年)11月9日
- 江戸(東京都)生まれ。
- 臥竜園梅麿に狂歌を学ぶ。檜垣連という狂歌連(仲間)を作り活動する。
- 図書 『扶桑名所名物集 伊豆相模』
- 図書 『扶桑名所名物集 伊豆相模』より「江の島」
広津 柳浪(ひろつ りゅうろう)
- 1861年(文久元年)6月8日から1928年(昭和3年)10月15日
- 肥前(長崎県)長崎生まれ。
- 明治20年「女子参政蜃中楼」で注目される。明治22年硯友社の同人になる。「黒蜥蜴」「今戸心中」などの深刻小説で知られる。明治終わりに執筆活動を止める。
- 短冊 『岸と舟 はなし流るる 納涼かな 柳浪』