二宮尊徳は、天明7(1787)年に小田原の栢山村に生まれ、通称「二宮金次郎」といわれた江戸後期の農政家です。
徹底した実践主義で農村改良策(報徳仕法)により、小田原・烏山・下館・相馬藩などおよそ600ヶ村を復興させました。また、分度(農村の生産力に応じて分度を決める)推譲(富を譲り合う)仕法の基本思想を形成し、多くの著作を著しました。
神奈川県立図書館では、開館以来郷土資料として、二宮尊徳の著書、伝記、および報徳教に関する資料を収集してきました。また、「二宮尊徳および報徳教関係資料目録」を刊行しています。
このコレクションは館内のみの利用となり、館外貸出はしておりません。新館3階かながわ資料/新聞・雑誌室でご覧いただけます。