横浜生まれの作曲家須賀田礒太郎(すがたいそたろう 1907年11月15日から1952年7月5日)の自筆楽譜等の資料で、平成22 (2010) 年にコレクションとして創設されました。

須賀田礒太郎は明治40(1907)年、横浜市中区 (現・西区)西戸部町生まれの作曲家です。戦前、国内の数々の作曲コンクールに入選し海外でも紹介されるなど、将来を嘱望された作曲家でした。しかし昭和27(1952)年若くして他界した後は、長く埋もれた存在となっていました。その後、平成11(1999)年になって多数の自筆楽譜が発見され、その音楽が現代に蘇りました。演奏会が開催されCDも発売されるなど、再評価が進んでいます。

須賀田礒太郎自筆楽譜コレクションの写真

コレクションは礒太郎が生前に書きためていた自筆楽譜が中心で、楽譜72点(複製含む)と書簡やパンフレットなどの関連資料です。いずれも疎開先だった栃木県田沼町(現・佐野市)から死後約50年を経て発見されたもので、2010年に生誕の地ゆかりの当館へ寄贈されました。

なお、ご遺族のご厚意により複写が可能ですが、複製版からの利用とさせていただきます。ご了承ください。

注意:ただし、一部資料については複製版がございませんので、ご希望の際は職員にご相談ください。